2020年6月24日、おおよそ2ヶ月ぶりに新規上場・IPOがありました。
今回はその銘柄の初日の様子について、ざっくり紹介していきたいと思います。
今回IPOを行った3銘柄
ロコガイド(4497)
ロコガイドは、地域の暮らしにフォーカスした事業展開を行っている企業です。
主力事業はネットでのチラシ・買い物情報サービスとなっている「トクバイ」。
カカクコムやクックパッドの代表取締役を務めたこともあるプロ経営者の穐田誉輝さんが代表取締役です。
主力事業のトクバイは、広告ながらもSaaSのようなビジネスモデルで、ストック売上と低い解約率が魅力に感じます。
フィーチャ(4052)
フィーチャは、ドライブレコーダーなどの画像認識ソフトウェアの開発を行っている企業です。
時価総額としては小粒IPOの規模ですが、今後の時代のトレンドに沿った事業と言えます。そのため、長期での成長も期待できるのではないかと個人的には思います。
コパ・コーポレーション(7689)
コパ・コーポレーションは、実演販売と、そこに出す商品を企画・開発している企業です。
実演販売は営業力みたいなもので、スキルかテクニック的な要素で引きつければ魅力的に感じます。
ただ、事業としては販売士に依存するかつ労働集約的なため、昨今の株式市場では評価されにくいのではと思います。
3銘柄の初日の株価は?
さて、IPOした初日の株価についてです。
ロコガイド(4497)は初値が4605円、終値が5310円でした。ちなみに公募が2000円でした。
フィーチャ(4052)は・・・初値がつきませんでした。買い気配値は1196円のようです。公募は520円でした。
コパ・コーポレーション(7689)は・・・これまた初値がつきませんでした。買い気配は4600円のようです。こちらもロコガイドと同じく、公募は2000円でした。
公募から2倍以上!IPOはやはり安泰
いずれの3銘柄も、公募価格から2.3倍かそれ以上の株価をつけました。
IPO投資をして公募を買えた方は、かなり儲かっていますね。
久しぶりのIPOというのと個人投資家が増えてきているというのもあり、いずれも買いが大量にきていました。
今後のIPOについても同じようなトレンドになるのではないかと思います。
ところで・・・IPOの初値の付け方
話は変わるのですが、IPOの時の初値の付け方、ご存知でしょうか?
IPO直後の初値ですが、公募価格を基準として、買いと売りが一致する均衡点を探っていく形になります。
そのため、例えばロコガイドだと2000円ベースでスタートし、買いの方が多かったので少しずつ値を上げて、探っていく形になりました。
私はぶっちゃけ、セカンダリー投資としてロコガイドを指値6000円で入れていたので初値で買えたのですが、なぜ初値で買えたのかというと、市場全体の売りたい株式数に対し、買いたい株式数が一致したためです。
2500円や3000円で指値を入れている投資家も一定数いるので、それらが振り落とされていっての均衡点が初値になります。
逆に、公募価格を見て売りの方が大きい場合は、初値はより下の値を探っていきます。これがいわゆる公募割れというものです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
筆者はロコガイドを無事に初値で買えたため、セカンダリー投資で利益を狙っていきたいと思います。中長期で持っていてもいい銘柄だと思うので、売る戦略がまた難しいですが・・・
株式市場全体として個人投資家のお金なのかなんなのかのお金が流れてきており、バブルな感じは否めません。しかし、バブルならそれはそれで乗っかっておいた方が得します。
明日以降も、IPO銘柄の動向についてチェックしていきたいと思います。