個別株はロマンがあるものですが、一歩間違うと大きな損をして、二度と戻って来れなくなる可能性もなきにしもあらずです。
特に株式投資を始めたばかりの方にとっては、色々な銘柄に興味がありつつも、どれに投資すればいいのかわからないのではないでしょうか?
今回は、比較的難易度の低い個別銘柄について紹介します。日本株2銘柄、米国株1銘柄です。
誰だって初心者の時代があったものですから。
確かにそうね。ちなみに、カンガルー君が初めて買った銘柄はなんだったの?
うーん、確かAppBank(6177)を、知ってるしみたいな理由で買った気がする・・・2017年だったかな。
買ってからはすぐにマイナスになったけど、買った値段で指値をずっと置いていたらそこまで上がったから結果プラマイ0だったのは覚えている。
えぇ。。。何そのチョイス
安定と配当のJT(2914)
まずはじめはJT(2914)です。CMでおなじみですね。
時価総額が4兆弱です。
なんと言っても魅力は、配当の多さ。
配当は出さないところもあれば、2円だったり、20円だったりとする企業が多いのですが、JTはなんと半期で77円前後も出しているみたいです。
配当利回り7%前後という驚異の水準であり、長期で持っておくだけで配当が入ってくるという明確なメリットがあるので、初心者にオススメします。
懸念があるとすれば、タバコの市場はダウントレンドで下がっていくため、どこまで利益をキープして配当を出せるのかは不透明な部分があるかもしれません。逆に言うと、その危険なフラグを見つけた途端に売るという戦略は検討してもいいでしょう。
安定成長の申し子エムスリー(2413)
続いては、安定成長の申し子と勝手に呼んでいるエムスリーです。
エムスリーは、医療従事者を対象としたポータルサイトの運営がメインで、その他にも医療ドメインで多数の事業を行っている会社です。
株価の推移が非常に美しいです。
毎年10%以上の成長を当然のように行ってくる会社で、時価総額も徐々についてきて現在4兆半ばというところまで来ています。医療界のGoogleとも呼ばれています。株価の伸びは、確かにGoogleを彷彿とさせます。
国内だと医療×ITという領域は、日本で数少ない「間違いなく今後伸びる領域」であり、さらに海外展開も積極的です。
それだけではなく徹底的な利益追求する思考が会社の文化としてあり、経営レベルの高さも垣間見れます。
要するに、株価は過去からはかなり上がっていますが、安定成長するのであればまだまだ全然株価の伸びが期待できます。また安定している銘柄なので、安心して株を持つことができるという意味で、初心者にもオススメできると考えます。
ITの巨人Apple(AAPL)
最後は米国株から、Apple(AAPL)をチョイスしました。
直近は株価が高騰しすぎで調整のために落ちていますが、これまた美しいチャートです。
Appleはまだまだ伸びしろがあると個人的には思い、エムスリーと同じく株価が安定して上がるのではないかと思いチョイスしています。
伸びしろがある理由は、
・Appleという会社のファンが多数いるため、新製品を出せば一定購入してもらえる
・日本がiPhone比率が一番高い国(約70%)であり、つまりは他の国ではシェアをまだまだ取れる可能性がある
逆に伸びなくなる要因は競合の増加だと思いますが、itunesやApp Storeはプラットフォームビジネスであり、なかなか牙城を崩すのは難しいと個人的には捉えています。
スマートフォンもPCも今はApple製品を使っています。。。
筆者もApple株は持っていますが、Appleというブランドがなくなりつつあるタイミングか、決算が酷く悪かったタイミングがもし来た場合は、売ろうと考えていますが、それまではキープする予定です。
惜しくも落選した3銘柄
他にも候補があったのですが、いずれも同じ理由でオススメから外しました。
オススメから外した理由はわかりますでしょうか・・・?
・キーエンス(6861)
徹底した利益追求の会社で、平均給与が高い会社でも有名です。
その潤沢な利益をもたらしてくれるのと、営業アセットがあるので、長期向きの銘柄だと思います。
・任天堂(7974)
世界的大ヒットを生み出す最強のエンタメ企業だと思います。
コロナで自粛となった恩恵を存分に生かして、この間バグみたいな決算を出していました。
・ファーストリテイリング(9983)
これまたグローバル企業で、アパレルだとZARAに次いで世界2位のようです。
ご存知ユニクロとジーユーですね。筆者の服も8割はユニクロです。
海外展開に失敗しながらも積み重ねていって、株価も成長しています。
さて、超優良企業で株価の下落の心配があまりないのでオススメしたかったのですが、、
オススメできない点は「買える金額が高すぎる」という点です。
いずれも日本株ではよくあるのですが、100株単位からしか購入ができず、株価は3社共4万円を超えているため、最低でも400万円の元手が必要なんですね。で、それを初心者にいきなり投資に使うのは流石に抵抗はあるでしょうし、現実的ではないかなと思います。
JTが20万円、エムスリーが70万円あれば投資できますからね。
米国株は1株からでも買えるのが常識なので、Appleの場合1.5万円ほどからトライすることができます。米国株のいいところですね。
おわりに
以上になります。
いかがでしたでしょうか?
初心者にオススメなのは、ローリスクでミドルリターンが狙える銘柄だと思います。
最初に美味しい思いができないと、株を嫌いになってやらなくなる可能性もありますからね。
その後に相場やIRの情報などの流れを掴んで、リスク許容度合いに応じた投資スタイルを見つけていくのがいいのではと思います。
米国株については、オックスフォードインカムレター にてこのような安定・配当な銘柄が無料で紹介されているので、特にオススメです。
ぜひ、参考になれば幸いです。