直近の日本株の相場がわからなくなっている筆者です。
考えすぎてわからなくなっているわけだね
そんな中、超長期分散投資をされている投資家の方とお話する機会があり、超長期分散投資について教えていただきました。
短期的なトレードで疲弊している方ももちろん、株式投資についてまだあまり取引したことない人でも実践できる記事です。
超長期分散投資の思考
この記事では、ETFではなく、あくまで個別株の超長期分散投資についての説明になります。
超長期分散投資の思考としては、株価の差額で儲けると言うよりも配当と優待といった利回りで儲ける手法です。
その結果として、株価も上がればいいと言うスタンスです。この点が、短期的なトレードとは違うポイントになるかと思います。
超長期分散投資=利回りが大事
短期トレード=株価の増減が大事 と言うことだね
超長期分散投資のメリットとデメリット
この超長期分散投資、やはりどの手法もそうですがメリットとデメリットが存在します。
超長期分散投資のメリット
- 株価に一喜一憂されない
- コツコツと安定した利回り・配当が期待できる
- 時間がないサラリーマンでもできる
- 株を保有している企業に愛着がわく
株価に一喜一憂されない
精神衛生上のメリットになるのですが、短期的なボラティリティに左右されることなく、平然と生きていくことができます。
もちろん、銘柄選びは重要で、長期的に下がる銘柄はおすすめできません。そこが難しいところではありますが、長期的に株価が上がる銘柄であれば、買った後の短期的なボラティリティは無視できます。
コツコツと安定した利回り・配当が期待できる
派手さはありませんが、安定した配当および株主優待を受け取ることにより、小さくリターンを積み重ねることができます。
利回りは年5%をベンチマークするといいでしょう。
時間がないサラリーマンでもできる
地味ですが大事なメリットです。
短期的にさやを抜くタイプではないため、電車の通勤中に指値を設定するだけでも取引ができます。
銘柄選定を行えば、その後はずっとPCに張り付く必要はありません。
条件の銘柄を買ったら放置するだけだから、確かにこれはいいね
株を保有している企業に愛着がわく
直接的なメリットと言うよりは間接的なメリットになりますが、長期で見ると企業に愛着がわいてくるようです。
確かに、決算の度に郵送が来たりしますからね。そして株主総会の招待も当然来ます。
超長期分散投資のデメリット
続いてはデメリットになります。
- 対象銘柄のスクリーニングがやや難しい
- 大きなリターンは見込みにくい
対象銘柄のスクリーニングがやや難しい
大前提として、配当がある企業でかつ、長期的に大損しないと言う企業が対象になります。
そんなに数があるわけではないので、ファンダメンタルの調査分析が欠かせません。
大きなリターンは見込みにくい
リスクリターンのトレードオフですが、短期的に大きく利益を得ることは可能性として低いことを念頭に置いて行う手法です。結果的に大きなリターンになる可能性はありますが、期待するものではない手法と言えるでしょう。
超長期分散投資のルール
どういう銘柄に投資するのか?そのルールについてです。
アレンジしている投資家も多いので、あくまで一例です。
利回りを重視
配当+優待で年5%以上のものが望ましいです。
リターンのもらいかたの戦略を考えると、ここは必須に思えます。
個人的には株主優待は美味しいものがいいな〜
筆者は過去にビジネスホテルやシャンプーの優待を手に入れました。
分散投資
企業は業績次第では減配や優待廃止を行う企業も一定数存在します。
リスク分散のため、利回りがいいところを複数持っておきます。
業績の安定が見込まれる
そもそも業績が落ちなさそうな銘柄を選びます。
自己資本比率・営業キャッシュフロー・売上といった部分を主に見ているようです。
周りの投資家はやっぱり四季報を買って分析する人が多いね〜
基本的にホールド、利回りが減ってきたら売って他の資金に回す
なんと言っても超長期投資はその名の通り、基本的にホールドし続けます。
売る場合は、実質の利回りが減ってしまった場合です。その場合が損切りであっても売ります。
そしてその資金をもとに、より利回りの高い銘柄を買います。
私がお話した方も、10年以上売らずに持っている銘柄が何十もありました。
超長期投資は長期的視点で投資する!
以上になります。
まとめると、超長期投資は10年も超える可能性があり、利回りでリターンをコツコツ狙っていく手法です。
その特性から、手間が掛からずサラリーマンや初心者の方でも始めることができます。
また優待や株主総会といった企業とのタッチポイントが増え、結果的に愛着がわいたり、本当に今後リターンを生み出すのかといった視点で当事者意識がわいたりするようです。
是非とも、投資を検討されてみてはいかがでしょうか?